ある海辺の詩人~小さなヴェニスで
みた
イタリアの漁師町キオッジャにある酒場で働く女性シュン・リー。
彼女は幼い息子を中国に残し、出稼ぎに来ていた。
店の常連客ベーピはユーゴスラビア出身でで、30年前からイタリアに住む。
語呂合わせをするので、仲間からは「詩人」と呼ばれていた。
ともに異国から来た者同士。2人は自然と心を寄り添うあうようになり、親しくなっていく。
だが閉鎖的な田舎町では二人のことが噂になってしまう。
出会うはずのない2人が出会って
ド派手な物語が展開していく・・ってパターンではなくて
淡々と悲劇に向かっていくところが、何ともやりきれない
美しい映画。