ぷりんすガレージ

なんとなくの日記

映画メモ

カルテット!人生のオペラハウス

みた

ビーチャム・ハウスは

引退した音楽家たちが暮らす介護施設。

その昔カルテットを組んでいたレジー、シシー、ウィルフの三人は

ビーチャム・ハウスで一緒に暮らしている

しかしその経営は厳しく、近く開かれるガラで収入を得なければ

ハウス閉鎖という危機を迎えていた。

そこに

かつて3人と一緒にカルテットを組んでいた大スターのレジーが入居してきた。

人々は「伝説のカルテット」の復活を期待するが、

ジーンとレジーとの間には、深い確執があり、簡単にカルテットは復活しそうもない・・

さあ、どうしよう・・

ってお話。

ダスティン・ホフマン初監督作!ってだけで「見なきゃなあ」って思ってました

徹子の部屋で宣伝してたし。

一流の音楽家たちの老齢期

老齢期を衰えと捉えるのか、円熟と捉えるのかで

生き方は違ってくる

一流だっただけに老いを受け入れるのが難しかったりする。

ジーンは超人気のオペラ歌手で若い頃は、そのプライドの高さから相当傲慢で。

高齢になり以前の声が出ない事をプライドが許さず

2度とうたわないと決意している。

たしかに、

自分でさえ、カラオケに行ったら

「いやあ・・昔は声出てたけどね」なんて予防線を張るし・・

昔は100メートル11秒台だったとサバ読むし

若い時は剛毛でした。と薄毛の恐怖と闘うし。

一流で喝さいを浴びた人なら、落ちた姿は見せたくないと思うだろう・・・

冷静なレジーの

「歌」と「人生」の両方は取ることはできない。私は「人生」をとった。

という言葉に

まだ実感はわかないものの、自分が年を取った時に

そういう選択ができるようならないといけないなあ・・と思った。